AIで性格診断

AIでできる仕事が今後ふえていくと最近よく言われます。
とはいえ、言語解析の分野はまだまだこれから、特に日本語は難しいのでは、とお思いの方も多いかもしれません。
実は、すでにソーシャルメディアアカウントのログからその人の性格を判断できるレベルまで来ているんです。

先日、日本アイ・ビー・エム　東京基礎研究所の那須川氏のお話を伺ったところ、ある人のソーシャルアカウントの投稿ログや、ブログなどの6,000字程度の文章から、その方の性格を90%の高い確率で推定することが可能になっているとのこと。

人相、手相、四柱推命、血液型、動物占い、etc・・・
少しの情報から自分や相手の性格を読み解くツールは以前からたくさんありますが、この領域もすでに、文字情報をベースにAIが行えるとは、驚きでした。

どのように算出しているか、気になりますよね。
被験者に「外向性」「情緒安定性」[開放性」「勤勉性」「協調性」の5つの軸で性格をはじき出す「ビッグファイブ理論」の性格診断テストに回答してもらい、その回答結果と、その人がどのような言葉を好んで使うかの関係性からモデルを作成しているのです。

では、その診断精度はどれほどのものなのでしょうか。
こちらのサイトでトライアルできるので、ご自身のTwitterアカウントや、ブログなどの長めの文章で試してみると面白いですよ。

デモとして掲載されていた、ダルビッシュ有のtwitterからの性格診断はこんな感じででました。

すでにここまで実現可能なんですね。

今、マーケターの手元に残っている、顧客像とインサイトを深堀りする　なんてことも、近い将来、AIで可能になるかもしれません。